CTをみると,胸膜陥入(+),spicullaを伴い,大きさ1.8cmでしたが,原発性肺癌を強く疑いました.PETでは淡い集積です.
気管支鏡では確定診断がつかず,部分切除→肺癌なら葉切除の予定でした.術中迅速の結果は「腺癌ですが,大腸からの転移を疑います」でありました.手術は部分切除で終わりました.術後補助療法としてUFT内服をしていましたが,5年経っても再発してくることがあるということを実感した1例でありました。
この症例の胸部レントゲンを見直してみましたが,陰影が淡くて分かりにくかったです。術後の経過観察,再発のチェックには,胸部レントゲンでは「安心できない」と思っています。
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