本日は、「魚の骨がのどに刺さった」方が来られました。
舌圧子では観察できず、「これは内視鏡かな・・・」と、久しぶりにやってみようか(4年ぶりくらい、鯛のアラ煮、上部食道でした)と思い、胃カメラの電源スイッチをいれ、待つことしばらくでしたが、画像がモニターに写りません。どうにもならないので、消化器内科のオンコールへ連絡すると、「喉頭鏡でやってみたら?」とのお返事をいただきました。
「ああ、そうか、咽頭なら十分見れるかな」と思い、キシロカインビスカスで咽頭の麻酔を行い、待つこと5分間、患者に寝ていただき、そろりと喉頭鏡を滑らすと、「あった!」と右側にピンと刺さった2cm位の骨を慎重に摘出いたしました。
魚はキス、料理はテンプラだったそうです。
胃カメラ使わなアカンという思い込みから、喉頭鏡で観察できること、まったく思いもよらず、恥ずかしい限りでした。
T升先生ありがとうございました。